HDD修復・修理・復元データ救出情報館では故障したHDDの修理方法を解説しています

HDDを守るUPS、サージプロテクター

HDDはHDD(ハードディスク)とは何?で説明したように、非常に繊細な機械で、壊れやすいものです。


そのHDDを壊してしまう原因には、衝撃、温度などがありますが、過電流や電気の瞬断も実は原因の一つです。雷が起きているときなどに突然大きな電流が流れてしまったり、一瞬電気が切れてしまったりは意外と起こり得るものなんです。


そうした際に、HDDに電気的な負担がかかり、HDDが壊れてしまう場合があります。日本の設備はかなり良いので、たとえば米国などに比べると安心はできますが、それでも全く起こり得ないということではないので、大切なコンピュータを守るためにも、対策したいものです。


簡単なものとしては、電源延長コードにサージプロテクターが付いているものを買うことです。電気の瞬断によるコンピュータの突然のダウン(ただし、これはデスクトップのみです。通常ノートパソコンはバッテリーが付いており、瞬断しても問題ありません。)には対応できませんが、過電流には対応してくれます。


もし完全に対策したいのであれば、UPS(無停電電源装置:Uninterruptible Power Supply)を導入するのが良いと思います。UPSにはバッテリーが搭載されており、もし電気が断たれても、そのバッテリーが持つ限りはパソコンが突然ダウンすることはありません。


ただし、そんなに長く持つ訳では無いので、もし長時間の停電であれば、バッテリーが無くなる前にコンピュータを落とす必要があります。USBケーブルでコンピュータとUPSをつなぎ、UPS側で停電をキャッチした場合に自動でコンピュータを落とす設定もできるので、安心です。


瞬断であれば、すぐ電気が元に戻るので、何事も無かったのように、使い続けられます。デスクトップコンピュータを使っている人には重宝できると思います。また、UPSの多くはサージプロテクターも一部電源にて兼ねている場合が多く、これであれば、こうした災害が防げることになります。


私はずっと500WのUPSを使っており、それで何度か助かりました。消費ワット数については、当然高いUPSの方が電気の供給が無くなってから持つ時間が長かったり、多くの機器に同時に対応できたりと良い面があるのですが、反面重い、価格が高い、ということもあるので、通常のデスクトップ1台であれば、500W前後で大丈夫だと思います。


UPSあるいはサージプロテクターを使って、大切なコンピュータを守りましょう。


Windowsが起動しない場合のHDDデータ救出

HDD(ハードディスク)のデータ救出は必ずしもHDD本体が壊れた場合だけでなく、パソコンの他の部分が壊れてパソコンが正しく起動しなくなった際に、HDDに保存された貴重なデータを救出する場合も多いと思います。

この記事では、HDDケース(ハードディスクケース)を利用したHDDデータ救出方法を説明します。前提としては、HDD本体が物理的に破損していないことです。また、データ救出するための他のパソコンが必要になります。

ただし、パソコンが立ち上がらなくなっている状況では、では実際に何が問題なのかは分からないことが多いと思います。ですので、このHDDデータ救出方法では、使用するHDDケースに関して、他にも転用できる、つまり日々のパソコンライフでも使えるガジェット(道具)としての面も合わせて紹介します。

使っているパソコンがデスクトップなのか、ノートブック(ラップトップ)なのかによって内蔵ハードディスクの大きさが違っていると思いますが、両方ともHDDケースを使うことで対応できます(もちろん、HDDケースは異なるサイズのもの、あるいは両方のサイズに対応しているものが必要ですが)。

通常デスクトップであれば、3.5インチのHDDを、ノートパソコンであれば、2.5インチのハードディスクが使われていると思います。

HDDケースは、こうした内蔵HDDを接続することで、外付けで他のコンピュータに接続できるようにしてくれます。簡単なデータ救出作業の流れは下記の通りです。
1.壊れたパソコンから内蔵HDDを取り出す
2.HDDケースの中に内蔵HDDを取り付ける
3.HDDケースをUSBなどで他のパソコンに接続する
4.必要なデータを取り出す、あるいはバックアップする

ノートパソコンであれば、1の内蔵HDDの取り出しに苦労するかもしれませんね。内蔵HDDの取り出しなどが容易にできるよう設計されているものもありますが、結構大変な作業を伴うものもあります。これは、メーカー、機種により異なってくるので、お使いのメーカーへ問い合わせ、あるいはメーカー、機種で検索して方法を確認するのが良いと思います。

ちなみに、IBM、今はLenovoですね、はこの点優れていて、こうしたメンテナンス作業が非常に簡単にできるよう設計されています。


さて、では、HDDケースの普段からの有効活用です。当然HDDケースは別途購入する必要があるので、追加投資になりますから、できれば普段から活用したいものですよね。

これは、HDDケースを外付けハードディスクのようにバックアップ、あるいはメディア(写真や動画など)保存用に使うことで解決できます。HDDケースとプラスで内蔵HDDを買う、あるいはHDD増設の際に余る古い内蔵HDDを使うことで、簡単にバックアップメディアが誕生します。

内蔵HDDを複数用意することで、とっかえ、ひっかえできますから、たとえば、
内蔵HDDその1 バックアップデータ
内蔵HDDその2 映画
内蔵HDDその3 写真
内蔵HDDその4 別OS
なんてことも可能な訳です。

まあ、こんな感じでバックアップをきちんとしていれば、いざという時にもパソコンに入っている内蔵HDDを取り出してデータ救出することにそれほど重きを置く必要はないのですが、バックアップも毎日している訳ではないでしょうし、しばらくしていない場合に限って壊れたりするので(苦笑)、こうした方法があることも知っていて損はないと思います。



冷却ファンでHDD(ハードディスク)を冷やそう

もし使っているのがノート型パソコンであれば、あまり改良の余地は無いかもしれませんが、デスクトップ型で、PCIスロットが空いていれば、ハードディスク冷却用のファンが取り付けられるかもしれません。

冷却ファンとは換気扇の形をした扇風機で、コンピュータ内の電源と接続してファンを廻す事により風を起こし、その風で、熱を逃がしてハードディスクなどの部品を冷却します。

ハードディスクはコンピュータを使っている間、かなり稼動している(データの読み書きをすれば必ず動きます)ので、熱を発しやすい部品の一つです。また、ハードディスクが壊れる原因の主なものの一つが熱になっています。

大きなタイプの強力な冷却ファンにより、ハードディスク周辺の熱せられた空気を逃がし、ハードディスクを一定の温度以下に保てれば、ハードディスクの寿命も延びますし、突然の故障も起こりにくくなると思います。

特にパソコンをエアコンの効いていない部屋、窓際など温度の高くなる可能性がある場所に設置している人は冷却ファンの導入を検討すると良いかもしれません。

冷却ファンはまずは、CPUを冷やすためのもの、電源やその他部品を冷やすものとあり、CPU向けのファンをなるべく大型、強力にし、その他部分に関しても、ハードディスクなど熱を多く発散し、また熱に弱い部分をカバーするよう設置すると良いでしょう。

自作ではなく、普通に買ったデスクトップ型パソコンであれば、少なくともCPUの冷却ファンは絶対についてますし、ある程度のその他向け冷却ファンもついているかもしれませんが、両方ともにより大型で強力なものにすることで、CPUやハードディスクなど重要な部品が長持ちし、快適なパソコンライフが送れると思います。